岐阜市内線と名鉄揖斐線の直通急行として1970年代に走っていた、モ510形とモ520形の編成のセットです。1968年頃、直通急行の開始当初は窓下胴体部分に赤白塗り分け塗装、屋根上の肩部分まで白塗装が施されていました。しかし、モータリゼーションの進展に伴い、路面電車を取り巻く環境は厳しさを増し、車輌のワンマン化や塗装の単純化などの合理化が進められました。1970年代にはモ510形とモ520形は窓下胴体部分の赤白塗り分け塗装を簡略化した塗装で運行していました。その後1975年頃から、モ510形とモ520形はスカーレット色一色の塗装に塗り替えられていきました。
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