都電7000形は、従来車輌とは異なる形態で新しいデザインの車輌でした。
昭和29年から製造された7000形はいくつかのグループに分かれており、緒元、外観も少しずつ異なってきました。
この車輌のベースとなる車輌は、昭和31年製造、新造増備車(7051〜7093)です。
車輌の特徴は、正面窓が下段上昇式となり両側の窓の下の部分に桟が付いていました。
台車はD−20形を改造したD−20Aを使用し制御は間接制御方式でした。
路線の縮小が進む中、このグループの31両は荒川線で残ることになり、後に車体部を改造しワンマン化、冷房装置の追加など近代装備改造も行われました。
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