MotoGP
二輪ロードレース世界選手権(WGP)の最高峰クラスレースMotoGPは、ヨーロッパ、北米、そして日本を含むアジアと世界中のサーキットで争われ、年間を通じて最もポイントを集めたライダーが世界チャンピオンとなります。二輪車メーカーが開発したレース専用マシンを、あらゆるロードレース選手権を勝ち進んだ世界トップクラスのテクニックを持つライダーが、世界を転戦し王座を賭けて争います。
Honda RS250RW実車スペック
全長:1960mm、全幅:640mm、全高:1090mm、ホイールベース:1350mm、最低地上高:110mm、車両重量:100kg以上
エンジン種類:水冷 2 ストロークケースリードバルブ V-2、総排気量:250cc、最高出力 90馬力以上、フレーム形式:ツインチューブ、タイヤ(FR):
17インチ、サスペンション(F):テレスコピック式、 (R):プロリンク、燃料タンク容量 21リットル
チーム:スコット・レーシングチーム
ライダー:#4 青山博一 Hiroshi Aoyama
5歳からポケバイに乗り始め、2000年全日本選手権250ccクラスに18歳で参戦し、03年シリーズチャンピオンを獲得。翌04年から世界選手権250ccクラスにフル参戦を開始し、05年の日本GPで初優勝を飾り総合4位。09年ホンダライダーとして、世界選手権250ccクラス王者。09年で終えた250ccクラス最後の世界チャンピオンとなりました。2010年シーズンは最高峰MotoGPクラスにステップアップ。
二輪ロードレース世界選手権(WGP)2009シーズンは開幕戦カタールGPで4位。続く第2戦の日本GPは予選2番手からの好スタートを切り、2位と表彰台を獲得。第3戦スペインGPで今季初優勝を果たして総合首位に浮上。この好成績にチャンピオン獲得への期待が高まります。第7戦オランダGPでは激しいトップ争いを繰り広げ今季2勝目を獲得。ライバルチームと比べ、最小限の人数で立ち上げたスコット・レーシングチームのRS250RWは、スペアマシンのない一台体制という状況の中、中盤戦以降も安定した速さを見せます。第10戦イギリスGPも快調な走りで今季3度目を飾り総合首位をキープ。王手のかかった最終戦バレンシアGPは、予選4番手からの好スタートでしたが、10周目のコースアウトで大きくポジションを落とします。しかしトップを走るライバルが終盤に転倒。この時点でタイトル獲得が決定。
250ccクラスに参戦する日本人選手として8年ぶりのチャンピオンを獲得。ホンダRS250RWは、今季限りの250ccクラスで最後のチャンピオンマシンとなりました。
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