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1915年日本陸軍は、オートバイが軍用に適するとしてテストをはじめ、伝令用に必要であるとの報告を受けました。当時の輸入車を東京-大阪間や満州で長距離試験を行い、その中でも最も優秀なハーレー・ダビッドソンを軍用自動二輪車として採用しました。三共ハーレー・カンパニーはオートバイの国産化を計画し品川に工場を建設。ハーレー社の協力のもと、1934年4月に国産第1号が完成。社名は商品名の陸王から陸王内燃機となりました。
陸軍から満州の国土にも適合する車の強い要求を受けた陸王内燃機は、サイドカー付きで従来の後輪駆動に側車輪駆動を加えた、二輪駆動方式を採用。
必要に応じて二輪と後輪のみの駆動を切り替える装置が付けられ、あらゆる不整地の条件下に対応しました。その車は関東軍のテストに見事合格し軍部に賞賛され、陸軍技術本部は兵器に指定採用。
1937年九七式軍用側車として、陸王に大量生産を命じました。九七式側車は、市街巡回や偵察、伝令、連絡に使われ活躍しました。
<データ>九七式側車
全長:2.6m
全幅:1.8m
全高:1.18m
トレッド:1.6m、
エンジン:空冷4サイクルV型2気筒
排気量:1272cc、
変速機:前進3段・後退1段
最低地上高:エンジン下部0.22m・側車下部0.2m
総重量:500kg(属品予備品31kgを除く)・側車のみ242kg(属品予備品共)・動力車289kg