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F6Fヘルキャットは艦上戦闘機の名門グラマン社が、
F4Fワイルドキャットの後継機として送り出した戦闘機で
F4Uコルセアと並ぶ第2次世界大戦後半のアメリカ海軍の主力機です。
1941年6月30日、XF6F-1の試作命令がだされ、
1942年6月XF6F-3が初飛行しました。
しかしこの機体は馬力が不足気味で性能的に満足できるものではなかったので、
ただちにエンジンを強力なP&WR-2800ダブルワスプに換装しました。
量産機の引き渡しは1942年11月から開始され、
1943年1月には早くも最初のF6F部隊VF-9が編成され、
零戦打倒のトップバッターとして空母エセックス上で訓練が開始されました。
F6F-3は1943年までに2,545機引き渡され、
252機は貸与協定に基づいて英国に貸与され、
1943年7月から英国艦隊機動部隊に配属され、
12月には実戦に参加し、その一部はインド洋方面で対日作戦に従事しました。
F6F-5はF6F-3後期生産型と同じR-2800-10Wエンジンを搭載していますが、
エンジンカウリング、風防、エルロン、尾部のまわりなどが若干再設計された生産型です。
また、可動風防後ろの後方視界用の窓もなくなりました。
そのほか防弾装備が強化されています。
F6Fはエンジンの出力の割に機体が大きく、
重量も重く、性能的には決して傑作機ではありませんでしたが、
頑丈で可動性が良く、また防弾装備がすぐれていて、
被弾によく耐え損耗率がすくなかったことと、
総生産数12,272機という量の多さと、
さらに日本が零戦後継機の開発に手間どったことが幸いして、
実力以上に華々しい戦歴を残しました。
《実機データ》(F6F-5)
乗員:1名
全幅:13.06m
全長:10.23m
全高:4.9m
翼面積:31m2
エンジン:P&W R-2800-10W
離昇出力:2,100馬力
航続距離:1,750km
最大速度:594km/h(高度7,300m)
武装:12.7mm機銃 ×6または20mm機関砲×2+12.7mm機銃×4、爆弾450kg×2