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F/A-18ホーネットは、
F-4ファントムやA-7コルセア艦上攻撃機の後継機として開発された
アメリカ海軍及び海兵隊の艦上戦闘機及び艦上攻撃機です。
1974年アメリカ海軍は、
次期艦上戦闘攻撃機の開発を目的とする計画を発表しました。
この候補に上がったのがジェネラル・ダイナミクス社の
YF-16とノースロップ社のYF-17軽戦闘機です。
アメリカ海軍では、セミアクティブ・レーダー誘導AAMスパローを搭載し、
これを運用するための火器管制システムの導入や
空母を運用するための様々な整備を求めました。
審査の結果、大型で双発のYF-17を原型として
大幅な再設計を行うことで決定し、
マクドネル・ダグラス社が主契約社として開発することになりました。
1号機は1978年9月13日完成、
同年11月初飛行に成功しました。
F/A-18はこれまでの戦闘機とは異なり、
1機種で戦闘機と攻撃機のどちらの任務もこなすことができます。
これによりアメリカ海軍では
戦闘飛行隊と攻撃飛行隊の任務を併せ持った
戦闘飛行攻撃隊(VFA)を設立し、
海兵隊ではファントムの後継機としてVMFAで運用しています。
A型は最初の量産型で、
B型は胴体を延長せずに後部座席を追加した複座練習機型です。
C型はA型の、D型はB型のそれぞれ発達型で
特に夜間攻撃能力が向上しました。
F/A-18ホーネットはアメリカ海軍や海兵隊以外にも
オーストラリア、カナダなどの諸外国でも多数採用されています。
《データ》
乗員:1名
全幅:11.43m
全長:17.07m
全高:4.66m
最大離陸重量:22,328kg
エンジン:GE/F404-GE-400
推力:4,990kg、(A/B使用時:7,983kg)×2
最大速度:マッハ1.8/11,000m
固定武装:M61A1 20mmバルカン砲×1
初飛行:1986.9.3.(F/A-18C/D)