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第2次世界大戦初期のポーランド戦から、フランス戦、またロシア、北アフリカ戦線で主力戦車として活躍したIV号戦車 は、戦況に応じ武装、装甲防護力などの強化を絶えず行ってきましたが、ソ連のT34、アメリカ軍のM4戦車が大量に戦線へ投入されるとIV号戦車の改良も 限界になり、後継のパンサー及びタイガーI型に主力戦車の座を譲りましたが、ドイツ装甲戦闘車両のなかで最も多く生産され、戦車史に名を残した優れた戦車 です。IV号F1型は短砲身装備の装甲を強化したタイプで、最初はF型と呼ばれていましたが後に、長砲身装備型が開発されたため、短砲身型をF1型、長砲 身型をF2と区別しました。IV型F2型はソ連の76mm戦車砲装備戦車T34に対抗して、43口径75mm戦車砲を搭載したタイプです。IV号G型は F2型の装甲強化型で外観はほとんどF2型と同じです。
<データ>F1型
乗員:5名、全長:5.93m、全高:2.68m、全幅:2.86m、主砲:75mm戦車砲(KwK37)、エンジン:HL120TRM(V型60度12気筒300hp/3,000rpm)、最大速度:40km/h(路上)