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愛知流星改は、
大戦末期に生産された日本海軍の艦上攻撃機です。
日本海軍はそれまで艦爆と艦攻は
それぞれ製作してきましたが、
これを一つの機体で行うため開発されたのが流星です。
昭和16年に海軍は愛知航空機に
雷撃、水平爆撃、急降下爆撃の可能な機体を、
16試艦上攻撃機として開発を命令しました。
速度、武装、運動性とも非常に過酷な性能を要求された愛知航空機は、
昭和16年10月に研究を開始、翌昭和17年12月に試作1号機を完成させました。
しかしこの機体は重量過大のため
次の2号機は、主翼構造を全面的に設計し直し、
機体各部も重量軽減のため再設計を行いました。
流星は胴体内に爆弾を納める爆弾倉を設けたため
主翼は中翼配置になりました。
このため主翼に付く脚柱が長くなるのを防ぐため
逆ガルウイングという独特な主翼スタイルになりました。
他にフラップはダブルスロテッドフラップ、
このフラップと連動するエルロン(エルロンフラップ)と
水平尾翼角度調整装置、急降下爆撃用の
引き込み式ダイブブレーキなども流星の特徴です。
流星は、試作機と増加試作機を試製流星(B7A1)と呼び、
エンジンは誉11型を使用しました。
量産機からは流星改(B7A2)と呼ばれ、
エンジンは誉12型または21型を搭載しました。
終戦までに111機生産された流星は、
艦上機でありながら、空母への搭載は実現せず、
陸上運用のみに終わりました。
《データ》
乗員:2名
全幅:14.40m
全長:11.49m
全高:4.07m
全備重量:5,700kg
エンジン:誉12型空冷二重星形18気筒
出力:1,825hp×1基
航続距離:爆撃時3,040km、雷撃時2,980km
最大速度:543km/h
固定武装:主翼内20mm砲2門 後席7.7mmまたは13mm旋回機銃1挺
爆装:500kgから800kg爆弾1発または250kg爆弾2発
雷装:800kg魚雷1発