発掘番号A831立像
作品名:発掘番号A831立像
作者:フジタケル さん(41歳/石川県)
【作品について 】
博士は興奮していた。欠損のない奇跡的な状態で見つかったのだ。ついさっき出来上がったかのような雰囲気すらある。生物的ではあるが精霊や妖怪の類だろうか?古代人はどんな想いでこれを作ったのだろうか?何にしてもかなり奇妙な形状である。この形状の意味を突き止めることは容易ではないだろう。分析機を覗き、データを取り、コンピュータに記録し、結果をまとめ、仮説を立て、博士の4つの目は使命感に燃え、8本の手足は答えを求めて止まることなく動き続けるのだった。
ショートショートっぽくしてみましたが意味は伝わったでしょうか?