少年留守番ロボ
作品名:少年留守番ロボ
作者:跡間シノブ さん
【作品について 】
山深い谷底にある小さな廃工場に、一台のロボットがいます。使われなくなって長いので住所もないこの工場には、もう何十年も誰も訪れていません。彼は特に何かの作業をするでもなく、何も作らなくなった工場で誰とも会わずに一日を終えます。昨日と同じ様に。明日も同じ様に。帰らぬ主人を待つ様に。最後の時を待つ様に。一人息子と旦那を亡くした博士が息子の身代わりに作ったロボットは、ご主人様がいなくなった後も帰りを待ち続けました。ずっとずっと待っていました。
…汚し塗装巧くなりたいです。路地裏の錆びたゴミ箱みたいになってしまいました。