【JT94】 1/48スケール プラモデル 《生産休止》
フォッケウルフ Fw190A-8

価格：2,600円（+消費税）

Fw190はBf109の補助戦闘機として開発され、欧州機としては珍しく空冷エンジンを装備した機体です。

頑丈な機体にして高い運動性を誇り、それを可能にした合理的な設計とエンジン馬力に余裕があったため改修を重ねつつ大戦を通じて一線機であり続けました。

基本型がA-3と同じA型では初期の決定版といえるA-4でしたが、A-0以降の改修が重なったことから重心が移動したため、機首を150mm前方へ延長したA-5型が生産されました。A-5標準の武装はA-4から引き継がれましたが、あまり生産されず多くの派生型が造られています。

Fw190各型の中でもっとも多く生産されたのがA-8です。1944年3月から量産に入り、終戦までに約8,300機という生産数を記録しました。基本型はA-7と同じですが、MG131 13mm機銃2門、MG151/20 20mm機関砲4門の重武装を施したAシリーズの決定版といえる機体です。新たにコクピット後方に115リットルの燃料タンクが増設され、これまで右翼中央にあったピトー管も翼端に移動し、敵味方識別用FuG16ZYのモラーネアンテナが標準装備となりました。

1944年9月以降に生産された機体の多くは、キャノピーの膨らみが大きく視界を向上させたガーランドハウベに変更しました。またA-8には、前線基地で即対応できるR仕様のサブタイプが多く、他にも夜間戦闘機や戦闘爆撃機、夜間長距離戦闘爆撃機などもありました。

《データ》全幅：10.50m、全長：9.00m、全高：3.96m、全備重：4,460kg、最大速度：640km/h(高度6,200m)、エンジン：BMW801D-2(離昇出力1,730hp)、固定武装：MG131 13mm機銃×2、MG151/20 20mm機関砲×4