パッケージ
【JT79】 1/48スケール プラモデル
スピットファイア Mk.IXc

価格:2,400円(+消費税)

ドイツ空軍の高々度爆撃機に対して開発された高々度戦闘機であるスピットファイアMk.VI、Mk.VIIでしたが、恐れていた敵爆撃機の侵入がなかったため、必要なくなった与圧キャビンを取り外し通常の戦闘機型にしたのがスピットファイアMk.VIIIでした。しかし、量産が遅れたため、ドイツ空軍のFw109Aに対抗するために、Mk.VIIIに代わって登場したのが、Mk.IXでした。

Mk.IXは既存のMk.Vcの機体に最小限の改良と、マーリン61エンジンを搭載し、1942年6月に量産1号機が完成し、1945年6月までに各型合計5,600機ほどが生産され、主力はマーリン66エンジン装備の低高度用(LF)で、次にマリーン61または63エンジンの中高度用(F)が千数百機、マーリン70の高々度用(HF)が600機弱でした。当初、武装はCウィングが主でしたが、後に20mm機関砲×2、12.7mm機銃×2装備のEウィングも採用され、主翼は標準翼と切断翼が用いられ、後期生産機では、方向舵が大型化されました。また、Mk.IXの大量生産によるエンジンの供給不足を補うため、マーリン66と基本的に同じ、アメリカでライセンス生産のパッカード・マーリン266を搭載した、外観及び性能はMk.IXと同じMk.XVIが1,000機ほど生産されました。

《データ》Mk.IX乗員:1名、全幅:11.227m(標準翼)、全長:9.474m(標準方向舵)、全高:3.494m、全備重量:3,572kg、エンジン:マーリン66km/h(低高度用)、出力:1,580hp、航続距離:698km、最大速度:650km/h(低高度用)、武装(Cウィング):20mm機関砲×2、7.7mm機銃×4/7.7mm機銃×8または20mm機関砲×4