パッケージ
【HC15】1/24スケール プラモデル
ランチァ ストラトス HF "ストラダーレ"

価格:2,500円(+消費税)

1970年11月ベルトーネはトリノ・ショーにおいてオリジナルストラトスを発表、マルチェロ・ガンディーニデザインのストラトスは大きな衝撃をもって迎えられました。

1971年11月には第2次プロトタイプカーをランチアに提示、その車はミッドシップレイアウトを導入したまったく新しいデザインへと替わり、開発の目的はWRCのタイトルを獲得することでした。

翌年プロトタイプながら様々なラリーに参加し量産に向けての準備が進められ、1973年10月ストラトスの生産が開始されました。量産車のボディは中央がスチールのモノコック、前後のカウルはFRP製、カウルがそのまま大きく開くことで整備性が高くなっています。エンジンは、フェラーリのディーノ246GT用に開発されたV65度6気筒DOHCを搭載、ロードレース用に開発されたエンジンをストラトスでは低速トルクを重視してセットアップを変更、最高出力190ps/7,000rpmのパワーと23.0kg/4,000rpmのトルクを発生させます。サスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン、リアはマクファーソンストラットコイルを装備、市販車であっても広範囲な調整ができるよう設計されています。ストラトスの室内はラリーカーとして開発されたため装備は最小限しかなく、外寸と同様に室内は広くはありませんが、180cmの身長を持つワークスドライバー、サンドロ・ムナーリの意見が最大限に取り入れられています。

量産車は500台が生産され、グループ4のホモロゲーションを1974年10月に取得、その後もストラトスの人気は高くさらに500台が追加生産されました。

ストラトスは1974年WRC第5戦サンレモラリーでデビューし、このシーズンのメイクスタイトルを獲得しました。本格的な参戦となった1975年、1976年もその強さは衰えず3年連続のメイクスタイトルを獲得するという快挙を成し遂げるなど、世界初パーパスビルトマシーンとして開発されたストラトスは1970年代を代表するラリーカーとして未だ人気の衰えないスーパーカーです。

《データ》
全長:3,710mm
全幅:1,750mm
ホイルベース:2,180mm
トレッド(F/R):1,430/1,460mm
エンジン形式:水冷65度V型6気筒DOHC
ボア×ストローク:φ92.5×60.0mm
総排気量:2,418cc
圧縮比:9.0:1
最高出力:190ps/7,000rpm
最高スピード:230km/h
車両重量:980kg