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エアバスA320は、150席クラスの双発ジェット旅客機として
エアバス・インダストリーで開発された機体です。
1984年に発案されたA320は、
狭胴型で120席〜150席クラスのSA-1と150席〜180席クラスのSA-2を発表し、
翌1985年に正式なプ ロジェクトとなり
SA-1、SA-2共にA320-100、A320-200と命名されました。
その後検討の結果-100と-200は統合され150席〜179席のクラスとなり、
エンジンもCFM56に決定されました。
1986年4月に初号機の組立を開始し1987年2月22日に初飛行をしました。
その後1988年3月にエールフランスに1号機を納入しました。
A320の機体で最大の特徴は、
旅客機として初めてフライ・バイ・ワイヤの操縦系統を採用したことでしょう。
これにより従来パイロットの中央にあった操縦桿はなくなり
戦闘機のような小さなサイドスティックで機体の操縦を行います。
広々したパイロット前部には引き出し式のテーブルがついています。
コックピットは最新のCRTを装備したグラスコクピットです。
キャビンは狭胴型で中央通路を持つ3-3配列で、
シートも従来機から1(2.5cm)インチ広くしたタイプを採用しています。
A320は統合1機種でスタートしましたが
後に-100、-200が復活し量産1号機から21号機までが-100型で、
22号機以降がウイングチップフェンス付きで航続距離を延ばした-200型になります。
《機体データ》
全長:37.60m
全幅:34.10m
全高:11.76m
最大離陸重量:72,000kg、
エンジン:CFM56-5×2
推力:11,343kg×2
巡航速度:マッハ0.78