5月14日〜7月17日の期間で投稿を受付させて頂いた
「飛行機模型フォトコンテスト」には、なんと243点もの作品が集まりました!
予想以上の作品点数と力作揃いであったこともあり、
結果発表が遅くなってしまいましたこと、お詫び申し上げます。
社内審査、ユーザー投票により決定した入賞作品をここに発表します!
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■ ユーザー賞(全部門より投票)
ミサイル満載 / 台湾の黒猫 さん
最も多くのユーザー投票を得たユーザー賞は、
台湾の黒猫さんの作品に決定しました!
丁寧に仕上げられた、とても清潔感のある作品です。
その他、特に評価の高かった作品
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■ 戸部賞(ハセガワ完成品担当)
VS. 三葉機 フォッカーDr1 vs ソッピース トライプレーン / ししまるえっくす さん
戸部コメント
完成品の出来、写真技術すごいですね!
迷う事なくこの作品に決めました。
素材のキットも今時のモノとは違いすごい出来ですよね。
よくぞここまでという感じです。おまけに機体違いで2機も…。
バックの空なども素敵です。
それから一言言わせてください。
最近のデジタル時代は大変ですね。
画面で写真を拡大できてしまう…やはり肉眼で見るのとは大ちがいです。
今はそういう時代なんでしょうけど
画面を見ながらの審査は大変でした。
私自身は写真よりも実物を見る方が性に合っています。
その他戸部の気になった作品
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■ 社長賞
雷電一閃 / 悪い面接官 さん
長谷川勝人 社長 コメント
この作品をなぜ選んだか・・・好きだからとしか言えません。(笑)
こういう作品作りたいって思ってB-29をフルスクラッチしちゃう情熱が大好きです。
しかもうまい。
模型でしか表現できない世界観も評価ポイント高いです。
悪い面接官さんに大拍手しながら立ち上がってブラボーと叫びます。
その他社長の気になった作品
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■ 指定キット部門 「F-35 ライトニングII(B型)」(全19作品)
大賞 雷神降臨 / TOSHIT さん
指定キット部門は、同一モデルという事もありかなりシビアな審査になりました。
作品の出来はもちろん、写真での見せ方も評価の差に繋がってきます。
最終的には工作・写真技術など、総合的なレベルの高さが評価され、
TOSHITさんの作品が選ばれました。
審査員(ハセガワスタッフ)の声
「一見ストレートにサラっと組んだかのような自然さ。
しかしよく見るとドアの開閉再現や電飾の組み込みなど
凄まじい追加工作の数と仕上がり、脱帽しました。
写真での魅せ方もツボが押さえられており、
まさに最大限にキットの良さを引き出せている作品だと思います。」
「工作技術、仕上げが素晴らしい。
実機風に見せる撮影技術もすごい。圧巻の出来です。」
「まず、実機の離着陸時を再現された状態の写真が目を惹きます。
ぱっと見には実機写真です。
本キットはウェポンベイが閉状態のみなので、
どう魅せるか難しいのではと思っていました。
そこをウェポンベイオープンという力技でねじ伏せられたのには参りました。
ありがとうございます。いいものを見せて頂きました。」
(ハセガワ F-35B設計担当者)
「まず作品が上手です。その上手な作品を説明する写真がきちんと撮れています。
またその作品を使った野外撮影された写真がかっこいいです。
飛行機フォトコンテストに応募されるならこうあるべし、と言うような作品です。
TOSHITさんに大拍手しながら立ち上がりブラボーと叫びます。」
(長谷川勝人 社長)
その他、特に評価の高かった作品
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■ 課題部門 「イギリス機 vs ドイツ機」(33作品)
大賞 ファイナル ラウンド! / ハスラーがががっち さん
課題部門は様々なタイプの作品が集まった事もあり、
票が別れ接戦の舞台となりました。
最終的には他にないユーモラスな作風が支持され、
ハスラーがががっちさんの作品に決定しました。
審査員(ハセガワスタッフ)の声
「航空機キットで対決というと空戦をイメージする所ですが、
そこで敢えて殴り合いという発想に惚れました。
航空機だけで無く魚雷艇が居るのが間延びせず、
物語性・レイアウトともに非常に良い効果になっていると思います。
見た人を笑顔にする良い作品ですね!」
「正直、スピットファイアとBf109がこんなに海面に浮くのか解りませんが、
面白いので納得します。
ここまで材料を用意してフィギュアに生き生きと演じさせると、
大変楽しげな情景に見えます。素晴らしいです。」
「イギリス機 VS ドイツ機 というお題に対する予想外の解答が気に入りました。
海上の感じも良く出ているし、ジオラマとしても見所に溢れた作品ですね。
他にはないどこか和やかな雰囲気に、審査中ほっこりさせて頂きました。」
その他、特に評価の高かった作品
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■ 自由参加部門(191作品)
大賞 (Continue to protectforever 永遠に守り続ける) / toto さん
圧倒的に応募数の多かった自由参加部門は、まさに激戦区となりました。
審査に加わったスタッフにも苦労が見られましたが、
総合的に多くの評価を得て、totoさんの作品に決定しました。
審査員(ハセガワスタッフ)の声
「時の流れという物語を感じる、
良いセンスでまとめ上げられた作品だと思います。
写真のライティングも博物館で見ているような荘厳さを感じさせます。
作り込みも素晴らしく、2機ともに魅せ場が多いですね。
またシリコンオイルを使用する発想も素晴らしいです。」
「ユニークで出来栄えも素晴らしい作品です。
液体に浸す事で幻想的な写真になっています。凄くカッコいいです。」
「タイムリーな作品かつ、とにかく見せ方が上手い!
工作技術、表現力、どれをとっても一流の作品だと思う。
多少オーバー表現でも、もう少し海中、海底の雰囲気が一目でわかると尚良かった」
(完成見本制作担当者)
その他評価の高かった作品
さいごに
今回の審査方法としては、共通の加点項目などを設けず、
審査員各々に気に入った作品をピックアップしてもらい、
その総数を各作品の得点とする方法をとらせて頂きました。
評価のポイントは人それぞれですので、
上記は審査に加わった弊社スタッフの好みが反映された結果であると言えます。
是非もう一度、作品一覧ページから、全作品を閲覧してみてください。
ここに名前が上がらなかった事が不思議に思える作品も幾つかあるかと思います。
仮に別の集団や、異なる視点から見た場合、
また違った作品が選出されて居た事でしょう。
それくらいレベルが高く、バラエティーに富んだ作品が集まったと思います。
参加者の皆様、本当にありがとうございました。
そして制作おつかれさまでした。
今後も、今回のレギュレーションや審査方法に拘らず、
不定期でこのようなコンテストを開催していければと考えております。
機会があれば、またご参加頂ければ幸いです。
最後に、フォトコンテストは、どうしても写真の印象が審査に影響してきます。
作品の魅力を最大限に引き出す為にも、
明るさやピント、解像度、見せ方に気を使って頂くことをオススメします。
上記作品は、その点でどれも素晴らしかったので、
参考にして頂くと良いでしょう。