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F-15イーグルは、アメリカ空軍の主力戦闘機で
最強の制空戦闘機といわれています。
1969年12月、空軍はF-4ファントムIIの
後継機となる次期主力制空戦闘機F-Xの開発担当を
マクドネル・ダグラス社に決定し、
1972年7月27日、1号機が初飛行しました。
F-4よりひとまわり大きな機体にもかかわらず、
チタン合金や複合素材の使用により自重はF-4より軽くできたため、
強力なエンジンと最新の火器管制装置により、
優れた飛行性能と戦闘能力を誇っています。
イーグルの最初の生産型はF-15Aで
複座型のF-15Bも平行して生産されました。
そして通算446号機からF-15Cと複座型のF-15Dに切りかえられています。
F-15Cはスペースに余裕を持たせてあった
F-15Aの胴体内に燃料タンクを増設し、
それにともない最大離陸重量を増加した型です。
また地上攻撃能力をさらに発達・強化させたのが
F-15Eストライクイーグルです。
F-15Eデュアル・ロール・ファイターは、
F-15イーグルの対地攻撃能力を増強した型です。
長距離の地上攻撃と制空戦闘の両方をこなすため、
胴体両側面にコンフォーマル・タンクと呼ばれる
燃料タンクが取り付けられています。
またこのタンクには兵装ステーションが6ヶ所あり
兵装搭載量も大幅に増加されました。
これにともなって火器管制装置も空対空のみならず
空対地の能力も大幅に強化されています。
このほかF-15Eは、ランターン・システムを装備して
夜間の航法、攻撃を大幅に向上させました。
このシステムは赤外線を利用し、航法、攻撃を行うもので、
新型の広角度HUDと後席のCRTに昼間の景色のような影像を映し出すことができ、
安全かつ高精度な航法、攻撃が行えます。
※2010年6月発売当時の情報です
《データ》
乗員:2名
全幅:13.05m
全長:19.43m
全高:5.63m
最大離陸重量:34,020kg
エンジン:P&W F100-PW-100×2
推力:7,348kg(AB使用時 10,800kg×2)
最大速度:マッハ2.1/12,200m
固定武装:M61A1 20mmバルカン砲×1
初飛行:1986年12月1日(F-15E 量産型)